閑谷ワークセンター・せとは、「閑谷福祉会 閑谷学園」設立の5年後の
平成4年4月に開所し、今年で30周年を迎えることができました。
これもひとえに、ご利用者様、ご家族の皆様、地域の皆様、企業の皆様等、
多くの方々の厚いご支援と温かい激励の賜物でございます。
心から感謝申し上げます。
私が平成29年4月に所長に就任して5年になります。
当時は日中事業所のこと、作業のこと、就労系の制度のことなど何も分からず、
ひたすら皆さんと一緒に日中作業に汗水流していました。
色々な作業があるのがワークの特長ですが、
さらに皆さんができる作業、やりがいを感じる作業をと考え、
キャンパスの清掃や病院の環境整備、薬局店舗での作業、備前焼 (ももたま、かおだま)、
畑作業など、その時々で新しい作業を始めてまいりました。
また、行事・イベント・旅行など日中生活の充実にも力を入れてまいりました。
そんなさなか、新型コロナが多大な影響をもたらしました。
ワーク内はもとより、施設外・地域・社会とのつながりを縮小せざるをえなくなり、
これまでの生活様式から一変マスク着用など今まで経験したことのない状況になりました。
「30年目の今」これからも社会全体が大きく変わってくると思いますが、
先輩の職員が築き上げたワークせとの歴史を大切にし、
「できる仕事を見つけ出す」「皆さんのニーズを実現させる」「地域とのつながりを大切に」
をモットーに、笑顔あふれる事業所になるよう職員一同で努めてまいります。
これからも、皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
閑谷ワークセンター・せと 所長
川淵裕市