• しずたにのチャレンジ[しずたに]
    2015.05.8

    こんにちは。しずたにの梶原です。
    しずたにでは、ツツジの濃いピンクと裏山の鮮やかな緑がまぶしい季節を迎えています。藤公園の花も今が満開!!藤まつりもたくさんのお客さんでした!

    その藤まつり会場で、しずたにとして今年ひとつチャレンジをしました。
    藤の花アクリルたわしを作って販売したのです。

    利用者Aさんはとっても編み物が好き。実習生やボランティアさんにコースター?マット?を編んではプレゼントしていました。でも編み図を見ての作成は1人では難しく、ただただまっすぐに編み進めるだけでなかなか作品とはいえないものでした。
    そこに支援があればきっと作品になるのに・・・・そう思いながら、十分なことが出来ないままでいました。

    「どうにか・・・・」そんなことを口にすると、あるスタッフは藤まつりのお土産に藤の花を編もうと提案をくれました。それを聞くと編み物の得意なスタッフは、編みやすく藤に見える編み図で試作。他のスタッフも編み方を習い、Aさんが分からない時、教えることが出来るようになりました。ラッピングも和気のキャラクターをつけて県外からのお客さんにアピール。Aさんも分からない時教わることの出来る安心感と、作品になる喜びで生き生きして見えます。仕上げは担当スタッフと一緒に藤まつりで販売の手伝い。2時間頑張って1つが売れました。Aさんは本当によい表情で「1個売った」と報告に来てくれました。きっとお金を得ることの難しさも感じていたと思います。

    利用者さんの毎日を、60人の24時間を、一人で支えることはとても出来ない。でも、利用者さんの立場に立って考えて「こうしていきたい」と口にすると、スタッフが力を合わせてくれる。本当に小さな小さな1歩ですが、チームで働いて、前に進み始めていることを感じることが出来た出来事でした。

    そして、利用者さんにとって「生活を楽しむこと」や「張りのある毎日」ってこういった小さなことの積み重ねなんだろうな。生活支援員の仕事としては、何に属するのか分類しにくい内容だけど、そこが生活支援員のやりがいだし、楽しさだよなと改めて感じています。そんなやりがいを若いスタッフにも、思う存分味わい尽くしてもらえる事業所にするために、やりたいことがまだたくさんある今日この頃です。

     

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